4月9日、天気は快晴。今年の春小麦の播種が始まりました。
昨年の播種開始が4月23日だったので、今年はなんと14日も早いスタートです。雪解けが進むのが早く、ほ場の状態が整うのを見て「これはいける」と判断しました。
春に動き出す感覚はいつも好きですが、今年は特別な緊張感がありました。今年は「ドラゴンプラス」というデモ機を借りての作業だったからです。
ドラゴンプラスって何者?
ドラゴンプラス(DRAGON PLUS 300)は、ドイツ・Daland Technik社の農業機械です。最大の特徴は、砕土と鎮圧を一工程で行えること。
昨年まで、トラクター後方のコンビネーション作業機で整地・播種を一工程で完了していましたが、今年度はさらに砕土と鎮圧を同時に行えるドラゴンを装着することにより、更なる効率的な植え付けを体験することができました。

砕土前・砕土後の土の変化
機械前面に並ぶタインが凸凹の表面を均一に慣らし、中間のウェーブドディスクでかたまりのある土をきめ細かく砕いていきます。最後にクロスキルローラーでガッチリ鎮圧してくれます。
通過前後で土の状態が明らかに変わっているのが、写真を見るとよく分かります。


実際に使ってみた正直な感想
結論から言うと、キツイ粘土質や土壌凍結の甘い等、土のこなれていない畑で使用するのにオススメします。
今年の春は土壌凍結があまり深く入らなかったこともあり、土壌がすこぶるゴロゴロの状態でした。しかし、いつも通りの作業体系では土を十分に砕けなかったところを、ドラゴンを使用することで一度の作業で仕上がり、作業時間の短縮に貢献してくれました。
今年の出来秋次第では本気で検討したいと思っています。
豆知識:播種のタイミングがなぜ大事なのか
今年のように「早い播種」をするのには理由があります。春小麦は積算温度(日々の気温の積み重ね)が一定以上になると出穂・収穫に向かいます。早く播けば早く収穫でき、夏の高温期を避けられるため、品質が安定しやすいのです。
「いつ播くか」の判断は、毎年の気象条件を読む経験の積み重ねです。14日早いスタートができた今年は、そのぶん期待も大きいです。
播種後のほ場の様子
全作業が終わったときのほ場がこちら。AMAZONEの播種機越しに広がるオホーツクの景色——私の農園で一番大きな畑です、東京ドーム一つ分の面積があります。(実は数年前まで耕作放棄地の林だったりします)

あとは天気と土に任せるばかりです。発芽の様子はまた報告しますね。
次の作業へ
春小麦の播種が一段落したら、次はお砂糖の原料である甜菜の植え付けが始まります。こちらも新しく導入した機械が登場します。次回の投稿をお待ちください。
それでは、また。


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